アテナ経産


地方創生によせて

地方創生


地方創生によせて


お世話になります。アテナ経産代表者です。
2014年にアテナの会を立ち上げしてより、女性と子どもの福祉を推進する会を続けてきました。

それから10年、立ち上げしたアテナ経産は、アテナの会を傘下に収め、その上部組織として起動します。2つの組織は、具体的な関連があるわけではありませんが、グループとなっています。ですが、それぞれの特性を持ち、互いの独自性を尊重する関係性です。


アテナ経産は、もとより、代表者の独立事業として開始しますが、それとほぼ同時に、地方創生の話しがありました。アテナの会代表のブログをご存じの方は、少しご存じかと思います。

私が、ある手続きで出雲大社を訪れた時から、出雲・島根県地方の地方創生構想が始まりました。長年のキャリアをもとに、地域の発展に寄与できれば幸甚に思います。

ですが、一般の特定分野の情報や資格などにより外部から事業に関与するというのが、しばしば思いがけない結果を生じることを、これまでの人生で複数目にしてきました。コンサルという名称や士業という括り等の、そうした形式的アプローチにより実際生じる影響というのは、必ずしも楽観できるものでは無いと思います。

それはどうしたことなのか、想像できない訳ではありませんが、ここでは敢えてそのことを述べるのを控えさせて頂きます。弊所においては、弊所独自のスタンスから、より良い協働を図っていきたいと思っております。



ですが、この場をお借りして、ここに1つ、その活動に先がけて、私の思いを記したいと思います。

私自身は、関東の地方に相当するような地域の出身ですが、若いうちに首都圏で転居し、もうかれこれ何十年は東京都におります。東京の変遷も、時代に沿っていろいろ見てきました。地方の知人に会うと、『東京なんていうヤバいところに住む大変な人』という見方もあるようです。

たしかに、東京は国の中心として栄えた点もあります。喜ばしいこともある一方で、そうでないこともあります。地方創生に際して何よりも思ったのは、一見豊かに見える、かもしれない東京の貧しさです。地方創生は良いけれど、地域の発展の代償ではありませんが、得るものと引き換えに失うものがあれば、それはそれでどうなのかと。

やはり、殖産興業に挑む各事業者は、もとより自分たちの持てる豊かさ・長所、そしてそれに従事する人々の文化の芳しさや幸せを大事にしながら新しい成長へ向かってほしいと、切に思います。企業理念やポリシーというものは重要です。理念・ポリシーとして、そのことをしっかり携えて進んでいただければと思っております。

島根県出雲市には出雲大社があり、くしみたさまさちみたまの銅像に示される、大国主命の人々の幸せな顔を望む姿があります。

真の成功と幸いとは、他所から決められて出来るものではありません。その心を胸に、地方の力強い発展を目指して、ともに頑張っていきたいと存じます。

                                          アテナ経産 代表 平田詔子